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独立開業ああ本日も仕事なし[古本]

 独立開業 ああ本日も仕事なし 抱腹絶倒奮 独立開業 ああ本日も仕事なし 抱腹絶倒奮
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平成20年7月20日読了。

筆者も、あとがきで述べているように、独立開業の負の部分をやや強調しすぎのきらいはあるものの、司法書士試験に合格するまでの経緯から始まって、開業1年目の出来事が、主に、その当時書かれていたと思われる日誌をベースに生々しく語られており、司法書士で開業を目指す人や、他の士業での開業を目指す人にとっては、読んで損はない本になっているのではないだろうか。

ただ、筆者が、合格する直前の一年間死ぬほど勉強した当時のことを振り返って、試験勉強のつらさや無意味さを極端なまでに強調している部分や、司法書士としての強烈なまでのプライドが、かいま見える部分については、若干ついて行けないものを感じた。

例えば、筆者は、司法書士試験合格者は、筆者も含めて、世間の出来事に対し目を伏せ耳を塞ぎ100%自分のことだけを考えて、ただひたすら勉強だけをしていた非常識極まりない、ある意味で人間として間違った連中であるとまで書いている。

筆者の言うように、司法書士試験合格者が必ずしも立派な人間であるとは限らないということは確かだろうが、合格するために、必死になって勉強したことを、必要以上に貶めなくても良いのではないだろうか。まぁ、筆者は、補助者としての激務をこなしながらの勉強だったようなので、想像を絶するしんどさだったのかもしれないが。

このあたりのくだりを読んでいて、ふと思い出したのでは、翻訳家の仁平和夫氏(故人)が兄の勝氏に語ったという次のような言葉である。

一生のうち一年くらい集中して勉強すればなんでもできる。それができないとすれば、たかだか一年間なのにほかのことを諦められないからだ。
 (仁平勝「弟・仁平和夫」翻訳通信別冊「仁平和夫『翻訳のコツ』」

そのようなことを思い出しつつ、最後まで読み進めたところ、筆者が、あとがきで、子供の頃、私立探偵に憧れ、学生時代に、レイモンド・チャンドラーに傾倒していたと書いているのを読んで少し驚いた。上記の仁平和夫氏も、フィリップ・マーロウにあこがれ、いつか「仁平なんとか事務所」というのをつくるのが夢だったと書いていたからである(上記翻訳通信別冊掲載「仁平翻訳事務所」参照)。ちなみに、私も、探偵小説は結構好きで、その影響からか、仁平氏同様、自分の名前を付けた事務所を持ちたいと思っていたりした。結構、そういう人は多いのかもしれない。

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