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食い逃げされてもバイトは雇うな[古本]

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 Book 食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉

著者:山田 真哉
販売元:光文社
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平成20年8月29日読了。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書) 』の第2弾である。

さおだけ屋の方も、以前読んだことがあり、それなりに面白かったような記憶があるが、その後即座に古本屋に売却しているので、見返すことはないと判断したのだろう。

本書も、前作以上に、見返すことはないと言い切れる内容である(汗)。読んでいて、感心させられるところはあまり、というかほとんどない。さらっと書いてほしいところが、やたら冗長だったり、つっこんで書いて欲しいところがさわり程度だったりと、満足感がかなり低い内容である。

但し、読みやすいことは読みやすい。実は、本書を読み始める前に、『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?誰も教えてくれなかった!裏会計学 』を読んでいたのだが、同書の読みづらさに、第1章を読んだところで同書を中断して、本書を読み始めたのだ。直前に読んでいた本のおかげもあってか、本書を読み始めたときは、やっぱ違うなぁと思ったのだが。。。

本書を読み終えてから気がついたのだが、本書の表紙の袖部分には、小さめの文字で、次のように書かれている。

この本の目的は、「数字が嫌い」「数字が苦手」「数字なんて見たくもない」と思っている方に"数字がうまく"なってもらうことです。

つまり、本書は、そういう人向けの本なのである。ところが、本文の「はじめに」では、

本書の目的は、あなたに「数字がうまく」なってもらうことです。

と書かれているだけで、あなたがどんな人か特定されていない。これは、著者及び出版社が敢えてそうしていると思うだが、どうだろう。つまり、読者を下手に限定せずに、前作に続いて、本作も、ミリオンセラーにするための策である。

アマゾンのレビューでは、

貸借対照表とか、株のチャートとか、苦もなく普通に読める人には、必要ない本です。
読んで★1つとか、つけるのやめてください(笑

と、著者及び出版社に好意的なレビューもあるが、身銭を切って買った人が、自分が読んで内容がないと思えば、★1つをつけてもなんら問題もないはずである。特に、本書の場合、内容的な対象読者を限定して書いていながら、売り方としては、そのことを十分には明確にせずに、対象読者以外にも売ろうとしていると考えられる節があるので、著者及び出版社はその程度のことは甘受すべきだと思うがどうだろう。

本書によると、本書の担当編集者は、本の「タイトルを決める際には、どうにかして数字を入れられないかといつも悩んでいる」そうだ。それでできたタイトルの一つが『若者はなぜ3年で辞めるのか?』らしいのだが、著者の城繁幸氏は当初「若者が3年で辞める根拠となる統計はない」ということで、そのタイトルに難色を示してたということである。同書を読んでないので、内容的にタイトルとの整合性をどうとっているのか(それともまったくとっていないのか)わからないが、タイトルと内容に整合性がないと、読後感は決して良いとはいえないと思うのだが。。。

出版不況ということで、小手先のテクニックに走ったタイトルの本ばかりという出版業界であるが、小手先のテクニックで目先のベストセラーを確保しても、内容が伴わなければ、単に状況を悪化させているだけではないだろうか。

ちなみに、個人的には、普通のタイトル(?)の本が好きなこともあってか、光文社新書はほとんど読んだことがない。

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