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ジェネラル・ルージュの凱旋(上)(下)

平成21年1月24日読了(購入日:平成21年1月17日)。

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著者:海堂尊
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著者:海堂尊
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本書の解説(大森望)によれば、もともと、前作の『ナイチンゲールの沈黙』と本書とは一冊の長編として構想されていたのが、書いているうちに長くなりすぎたため、編集者のアドバイスを入れて二作品に分割されたとのこと。そういうわけで、本作は、前作と同じ期間の同じ病院を舞台とした話が、前作の話とパラレルに進むように書かれており、解説を読むまでは、短期間に2作品を書くためにこんなことしてるのかぁ?、と邪推していた。

そのような事情もあって、本書を読んだだけでは、よくわからなかったり違和感がある部分が散見される。そういう意味で、中途半端な作品と言えよう。

これで、著者の作品(長編)は、三作読んだことになるが、その三作では、『チーム・バチスタ』が図抜けて面白く、本作はまあまあ、以前にも書いたように、『ナイチンゲール』はいまいちといったところ。

本作自体も、前半はいまいち乗れず、後半になってようやく物語に引き込まれたといった感じである。どうせなら、『ナイチンゲール』に注いだ労力を本作に注いでれば、もっと面白い作品にできたのではないだろうか。そう言う意味では惜しい作品である。まぁ、ビジネス的には、分けた方が正解ということなのだろうが。

なお、本書の前半で特に感じたのだが、(本著者の特徴らしい)地の文の仰々しい言い回しには、物語を読み進める意欲を削がれることがしばしばであった。これを海堂節というのだろうか。なんか地の文が、そこだけ取って付けたようになっていて、まだとても文体とは呼べるようにはなっていないと思うのだがどうだろう。

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