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多聴の思い出

このあいだ、多読の思い出について書いたので、ついでに、多聴の思い出についても書いてみようかと。

なお、言うほど読んだり聴いたりしてないじゃんかと思う人に対して予め言い訳しておくと(汗)、多読又は多聴の思い出とは、実際に多読又は多聴した思い出ということではなく、多読や多聴を意識して読んだり、聴いたりした思い出ということである。そこの所をご理解頂きたい。

さて、自分が、多聴ということを意識しだしたのは、高校の終わり頃か、あるいは、一浪している頃だろうか、どこからか、「自然な生きた英語を大量に聞いていれば、英語のリズムが身に付き、英語ができるようなる」という夢(?)のような話を仕入れてきたことがきっかけだったと思う。

もちろん、実際は、聞き流しているだけではほとんど効果はなく、集中して聴けばということだったのだと思うのだが、その時は、とりあえず、たくさん聞いていれば英語のリズムが自然に身に付くという極めて単純な理解の下、その当時、生きた英語を聞くのに、一番手軽で手っ取り早かったFEN(現在のAFN)を聞き始めることにしたのだと思う。

ちなみに、二次試験に英語があるような大学を受けられるような学力はなかったので(理系の場合、難関校以外は、二次試験に英語はない)、受験のために必要な英語力は、共通一次試験(現在のセンター試験)で、それなりに(平均点くらい?)とれればいいなという程度のものだったと思う。

そんな訳で、一浪中は、(ながら勉強ができない質なので)勉強の合間などに、単に聞き流してただけで、ほとんど、洋楽を聞くために、聞いていたような感じだったと思う。このFEN、ヒット曲になると、朝から晩まで同じ曲をやたら流すので、いい加減やになってくるのだが、そのせいで、浪人時代というと、今でも、ホール・アンド・オーツのマンイータ(Maneater)という曲を思い出す。

そんな感じで、聞き始めたFENだが、結局、大学を卒業するまで聞き続けることになる。

その聞き方であるが、大学に入ってからは、松本道弘著『「FEN」を聴く』や他の本を読んだりしたことから、遅ればせながら、単に聞き流してるだけは駄目ということに気が付き、それからは、時々だったと思うが、集中して聴くということにも取り組み始めることになる。そうするうちに、多分、少しずつ、聴けるようになっていったのだと思うのだが、当時、どの程度まで聴けるようになったかは、あまり憶えていない。

感覚的には、このFEN以上に、自分が英語を聴く基礎的な力を身につけるのに役だったと思えるものに、かつて、テレビ神奈川(tvk、但し、当時は大文字のTVK)で放送されていた、とある番組がある。

その番組名は、よく憶えていないのだが、多分、新聞のテレビ欄には、「英語ニュース」と書いてあったような気がする(ウィキペディアのテレビ神奈川の項目によれば、「The World Today」。確かにそんな名前だった)。この番組、その名の通り、ネイティブ(と思われる)男女二人のキャスターが出てきて、英語でニュースを伝えるというものである。そして、ニュースの対象は、基本的に、日本のニュース番組と同じ。すなわち、日本のニュース番組と同様の内容を、英語でネイティブが伝えるというものである。なぜ、普通の日本のローカルテレビ局でそんな番組を放送していたのかよくわからず不思議だったのだが、日本に住んでいる外国人向けの番組みたいな感じだった(上記ウィキペディアの項目では、『国際都市横浜や米軍関連が多い神奈川を象徴するかの様な』と形容されている)。

二カ国語放送されている日本のニュース番組を副音声で視聴しているのと同じと思われるかもしれないが、(最近聴いたことがないが)二カ国語放送の場合は、日本語版に後から英語を無理矢理くっつけた感があるのに対して、この番組では、実際に画面に映っているキャスターが、専用に作成された原稿を読んでいるので、気持ちよく(?)視聴することができてよいのである。

この番組、多分、月~金の毎日、夜の11時から30分放送されていたと思うが、その番組の存在を知ってからは、できるだけ毎回見るようにしていた。

上記したように、内容については、日本のニュース番組と変わらないので、映像を見れば、話されている内容はだいたい想像がつくことになる。そのため、FENと比較すれば、聴き取りが容易で、集中もしやすく、継続して聴いているうちに、だんだんと聴けるようになっていったような記憶がある(これだけではなく、FENを併せて聴き続けていたこと、また、多読や(せいぜい、リスニングスピード程度の)速読にも取り組んでいたことの相乗効果もあっただろうが)。

そんなこともあって、この英語ニュース、非常に印象に残っており、是非もう一度見てみたい番組の一つである。という訳で、最後は、多聴の思い出というよりは、英語ニュースの思い出でした。

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コメント

積読亭さん、こんばんは。
はじめてコメントを残させていただきます。

テレビ神奈川の英語ニュース、僕も高校3年生の頃、毎晩見ていました! 初老(50-60代?)のアメリカ人と20代の日系バイリンガル女性のコンビが多かったと記憶しています。

今から振り返れば、英検2級に受かったばかりでまだまだニュースは難しいと分かるのですが、当時は、この番組を辛抱強く続けていれば、英語が聞き取れるようになるはずと牧歌的な理想を持っていました。

インターネットがない時代ですから、同じくテレビ神奈川が放送していた『ビルボード・トップ40』がアメリカの最新情報を伝えてくれる番組でわくわくしながら見ていたことを思い出しました。

投稿: Yuta | 2009年8月29日 (土) 22時15分

Yutaさん、コメントしづらいのではないかと思われる弊ブログに、コメント頂きありがとうございます(笑)。

英語ニュースをご存じだったとは!! 奇遇ですね(笑)。
でも、当時の英語学習者にとっては、とても貴重な番組だったと思うので、TVKが見れる英語学習者は、結構見てたのかもしれませんね。

私が見てたときは、男性(ロジャーとかそんな名前だった記憶が)はずっと同じで、女性も最初はずっと同じひとだったと思いますが、途中から交代でやるようになった記憶があります。そう言えば、確かに、女性は、日系のような感じでしたが、日本語も話してましたっけ(名前が日本人だったのかな)?

『ビルボード・トップ40』は、不思議と見た記憶がありません。
ちなみに、同番組でVJをやっている中村真理さんは、自分が高校生の頃に、同じくTVKの音楽(?)番組であるファンキートマトという番組で、よく見てましたが。


投稿: 積読亭 | 2009年8月30日 (日) 04時02分

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