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Shibumi

平成23年12月16日読了。

Trevanian
Headline
発売日:2011-05
購入してから気がついたが、本書は、英国の出版社によるものである。

(戦前のアメリカナイズされる前の)日本、そして、バスクを愛する暗殺者の物語。

前半の日本を舞台とした部分なんか、なんとなく、ゴルゴ13のルーツ編を読んでいるような味わいもある(基本的に、まったくゴルゴ13のような話ではないが)。

本書の序文で、ドン・ウィンズロウも書いているが、本書は、主人公の人生の過去のできごとなどをかなりの紙幅を費やして書き込むという構成を採っており、話の展開は基本的に遅い。西洋人の外見と東洋人の心を持つ主人公に、西洋文化を評させるなど、興味深い部分も多いが、話の展開に引き込まれて、一気呵成に読むという感じには最後までならなかった。また、一部の設定に、個人的にはリアリティを感じられなかった部分もあった。

英文は、いわゆるカレッジレベルの単語が満載(特に地の文)で、細部まで読み取るのは難しいが、大まかな話の流れをつかむのは、さほど難しくはない。但し、前述したように話の展開を楽しむ作品でないので、本書を充分に味わうためには高度な語彙力が必要なのかも。

本書の購入する際、アマゾンをチェックすると、アマゾンには、英語のペーパーバック版として2つの種類のものが登録されていた。結局、両者の違いがよくわからんまま、値段が安かった方の本書を購入したのだが、手元に届いてようやく本書が英国の出版社によるものだということに気がついた。ということは、残りの一方は、米国の出版社によるものなのであろう。


年内のPB読書は、本書で打ち止め。結局、今年は、10冊読めたことに。これは、社会人になってからの新記録である(過去の記録を確認してみると、過去最高は、年6冊程度のよう)。さて、来年はどうなるであろうか。

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