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2013年1月の4件の記事

漢検準1級学習記(過去問編)

今更ながら、漢検準1級に合格するまでに行ったことについて、記録がてら書いておこうかと。

まずは、過去問について。

過去問は、まず、平成24年度第1回の受検前に、平成20年度第2回及び第3回、平成22年度第1回、平成23年度第1回~第3回を入手し、平成24年度第1回受検後に、更に、平成18年度第1回~第3回を入手した。その結果、平成24年度第2回受検前には、10回分の過去問を入手していたことになる。

そして、平成24年度第1回受検前に、平成20年度第2回及び第3回、平成22年度第1回、平成23年度第1回~第3回の6回分のそれぞれを2回ずつ行い、更に、平成24年度第2回受検前に、平成20年度第2回及び第3回、平成22年度第1回、平成23年度第1回~第3回、平成24年度第1回の7回分を1回ずつ、平成18年度第1回~第3回の3回分のそれぞれを2回ずつ行った(参考記事:漢検準1級過去問チャレンジその1その2その3その4その5)。

以下、その全結果。

  1. 2012/03/08 平成20年度第3回(1回目)  57点
  2. 2012/05/02 平成22年度第1回(1回目) 130点
  3. 2012/05/16 平成23年度第1回(1回目) 145点
  4. 2012/05/26 平成23年度第2回(1回目) 156点
  5. 2012/06/01 平成20年度第2回(1回目) 156点
  6. 2012/06/09 平成23年度第3回(1回目) 150点
  7. 2012/06/11 平成20年度第3回(2回目) 178点
  8. 2012/06/12 平成22年度第1回(2回目) 178点
  9. 2012/06/13 平成23年度第1回(2回目) 181点
  10. 2012/06/14 平成23年度第2回(2回目) 185点
  11. 2012/06/15 平成20年度第2回(2回目) 180点
  12. 2012/06/16 平成23年度第3回(2回目) 186点

 ・2012/06/17 平成24年度第1回(本番) 144点

  1. 2012/09/23 平成20年度第3回(3回目) 193点
  2. 2012/09/27 平成22年度第1回(3回目) 188点
  3. 2012/10/08 平成23年度第1回(3回目) 190点
  4. 2012/10/12 平成23年度第2回(3回目) 192点
  5. 2012/10/16 平成18年度第1回(1回目) 187点
  6. 2012/10/17 平成18年度第2回(1回目) 189点
  7. 2012/10/20 平成18年度第3回(1回目) 186点
  8. 2012/10/22 平成24年度第1回(2回目) 199点
  9. 2012/10/23 平成20年度第2回(3回目) 190点
  10. 2012/10/24 平成23年度第3回(3回目) 188点
  11. 2012/10/25 平成18年度第1回(2回目) 199点
  12. 2012/10/26 平成18年度第2回(2回目) 200点
  13. 2012/10/27 平成18年度第3回(2回目) 197点

 ・2012/10/28 平成24年度第2回(本番) 182点

「漢検準1級3カ月攻略法」というサイトによれば、『9回分(3年分)の過去問題を完璧にマスターすると、準1級に「ほぼ」合格できます』とのことだが、自分の場合も、合格直前の段階では、完璧とまでは行かなかったが(汗)、9回分についてある程度(188点以上)まではできるようになっていたことになる。

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漢検準1級過去問分析(四字熟語編)

以前の記事でも書いたように、1級について過去問を分析したネット上の情報によれば、1級では、四字熟語については、平成14年度第2回以降、すべて漢検四字熟語辞典又は漢検漢字辞典の見出し語から出題されているとのことである。

そこで、準1級についても同じことが成り立つのか、すなわち、準1級で出題された四字熟語については、すべて漢検四字熟語辞典又は漢検漢字辞典の見出し語から出題されているのかを、手元にある漢検準1級の過去問、すなわち、平成18年度第1回~第3回、平成20年度第2回、第3回、平成22年度第1回、平成23年度第1回~第3回、平成24年度第1回、第2回の11回分を使って確認してみた。

なお、上記11回それぞれにおいて、「書き取り」に関連して10個、「意味と読み」に関連して、8個(うち、正解として5個、ダミーとして3個)の計18個の四字熟語が出題されているので、全11回では、のべ198個の四字熟語が出題されていることになる。

また、確認方法としては、まず、漢検四字熟語辞典で確認し、漢検四字熟語辞典に載ってなかった場合は、更に、漢検漢和辞典を確認するようにした。

で、その結果はというと、上記のべ198個の四字熟語のうち、1個の例外を除き、残りの197個は、漢検四字熟語辞典又は漢検漢字辞典に見出し語として掲載されているものであった。なお、1個の例外である「自家撞著」(H18③読みダミー)も、厳密に言えばということであって、漢検四字熟語辞典において見出し語として掲載されているのは「自家撞着」という表記であるが、その「補説」に、『本来は「撞著」と書いた』と説明されており、また、巻末の総合索引には、「自家撞着」と並んで、「自家撞著」も挙げられている。従って、単なる表記の違いと考えれば、「自家撞著」も、実質的に、漢検四字熟語辞典に見出し語として掲載されていると考えることも可能かと思われる。なお、漢検漢字辞典でも、「自家撞着」という表記が見出し語として掲載されているが、「撞著」という表記に関する記載はない。

また、上記残りの197個については、そのほとんどが、漢検四字熟語辞典に見出し語として掲載されているものであった。例外、すなわち、漢検四字熟語辞典には見出し語として掲載されていないが、漢検漢字辞典には見出し語として掲載されているものは、「街談巷説」(H24①書き)と「因循姑息」(H18②書き)の2個のみであった。なお、漢検四字熟語辞典においても、「街談巷説」は、「街談巷語」の類義語として、「因循姑息」は、1級配当の「因循苟且」の類義語として掲載されており、巻末の総合索引で検索可能となっている。

ちなみに、漢検四字熟語辞典には、約4000の見出し語(類義語・対義語を含めると5000以上の四字熟語)が掲載されているとあり、漢検漢字辞典には、巻末の四字熟語索引(一部は割愛されているとある)からの概算では約2000の四字熟語が掲載されているようである。これらの数字、及び、同じ漢検協会から発行されているということから考えて、漢検漢字辞典に掲載されている四字熟語は、すべて、漢検四字熟語辞典に掲載されていてもよさそうである。しかしながら、漢検漢字辞典に掲載されていながら、漢検四字熟語辞典にはまったく掲載されていないものも存在し、そのような四字熟語が実際に出題されたことも(稀ではあるが)あるようである。

準1級のケースで言えば、「鶴髪童顔」が平成19年度第1回において出題されたようであるが、「鶴髪童顔」は、漢検四字熟語辞典には掲載されておらず、漢検漢字辞典の方にのみ掲載されているものである。また、1級のケースでは、「左提右挈」が平成19年第3回において出題されたようであるが、この「左提右挈」も、漢検四字熟語辞典には掲載されておらず、漢検漢字辞典の方にのみ掲載されているものである。

このような事例が存在することから、1級における四字熟語の出題傾向を言うとすると、平成14年度第2回以降、すべて「漢検四字熟語辞典の見出し語からの出題」とはならず、「漢検四字熟語辞典又は漢検漢字辞典の見出し語からの出題」ということになってしまうことになるようだ。

そういう訳で、四字熟語について完璧を期すのであれば、漢検四字熟語辞典の見出し語だけではなく、漢検漢字辞典に掲載されている四字熟語についてもチェックする必要があるということになる。まぁ、通常(?)は、漢検四字熟語辞典の見出し語だけでもチェックしきれないと思うけど(笑)。

最後に、上記11回のうち、2回以上出題された四字熟語について纏めると、以下のようになる。

《4回出題》

  • 長汀曲浦(H24②書き、H23①書き、H20③書き、H18①書き)

《3回出題》

  • 象箸玉杯(H23②書き、H22①読み正解、H20②読み正解)
  • 欣喜雀躍(H22①書き、H20③書き、H18①書き)
  • 不惜身命(H22①書き、H18②書き、H18①読みダミー)
  • 旭日昇天(H23①読みダミー、H20②書き、H18②読み正解)
  • 一蓮托生(H24②読み正解、H23①読み正解、H20②読み正解)
  • 獅子奮迅(H24②書き、H23①書き、H18③書き)
  • 金烏玉兎(H24②書き、H18②読み正解、H20③読み正解)
  • 猪突猛進(H23③書き、H20②書き、H18②書き)
  • 狐狸妖怪(H23①書き、H22①書き、H20②書き)

《2回出題》

  • 沈魚落雁(H20②書き、H18③書き)
  • 菟糸燕麦(H23③読み正解、H20②読みダミー)
  • 一目瞭然(H23③書き、H18③書き)
  • 赤手空拳(H23③書き、H20②書き)
  • 徒手空拳(H22①書き、H18②書き)
  • 泡沫夢幻(H23③書き、H18②書き)
  • 規矩準縄(H23③書き、H22①書き)
  • 兎角亀毛(H23②読み正解、H18①読み正解)
  • 馬牛襟裾(H23②読み正解、H22①読みダミー)
  • 碧落一洗(H23②読み正解、H18②読みダミー)
  • 鳩首凝議(H23②書き、H18①読み正解)
  • 天佑神助(H23②書き、H18②書き)
  • 抜山蓋世(H23②書き、H20③書き)
  • 阿鼻叫喚(H23②書き、H20②書き)
  • 亡羊補牢(H23②書き、H18①書き)
  • 鎧袖一触(H23②書き、H20②書き)
  • 臥薪嘗胆(H23①書き、H20③書き)
  • 笑面夜叉(H23①書き、H18②書き)
  • 杓子定規(H23①書き、H18③書き)
  • 啐[口+卒]啄同時(H23①書き、H18③書き)
  • 紫電一閃(H24②読み正解、H18①書き)
  • 不倶戴天(H24②書き、H18①書き)
  • 捲土重来(H24①書き、H20②読み正解)
  • 羊頭狗肉(H24①書き、H20③読み正解)
  • 四面楚歌(H20③書き、H18②書き)
  • 羊質虎皮(H22①読み正解、H18③書き)
  • 筆耕硯田(H20②書き、H18①書き)
  • 麦秀黍離(H20②読み正解、H18①読み正解)

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漢検準1級配当漢字の謎

漢検協会の審査基準によれば、漢検準1級の程度は、『常用漢字を含めて、約3000字の漢字の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える』程度とされ、『約3000字の漢字は、JIS第一水準を目安とする』とされている。ちなみに、漢検1級の程度は、『常用漢字を含めて、約6000字の漢字の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える』程度とされ、『約6000字の漢字は、JIS第一・第二水準を目安とする』とされている。

準1級の学習を始めた当初は、準1級の配当漢字は、JIS第一水準そのものだと思っていたのだが、学習を進めるにつれて、そうではないということに気がついた。上記審査基準にあるように、JIS第一水準はあくまでも目安なのである。この目安ということの意味合いについて、自分が気がついた例を挙げながら、簡単に纏めてみると以下のようになる。

なお、以下では、JIS第三水準及び第四水準の漢字を一部に使用しており、それらは、環境によっては、うまく表示されないかもしれない。

  1. 準1級配当漢字は、JIS第一水準以外の漢字も含んでいる。
      
    「灌漑」(かんがい)の「灌」及び「漑」は共に準1級配当漢字であるが、共に第二水準の漢字である。ちなみに、「灌」の許容字体である「潅」の方は、第一水準の漢字である。

    「蜘蛛」(くも)の「蜘」及び「蛛」は共に準1級配当漢字であり、「蜘」の方は第一水準の漢字であるが、「蛛」の方は、第二水準の漢字である。

    第二水準の漢字でありながら、準1級配当漢字となっているものとして、ほかに気がついたものには、「荏苒」(じんぜん)の「苒」や、「麪市塩車」(めんしえんしゃ)の「麪」や、「推本溯源」(すいほんそげん)の「溯」がある。
     
    更に、第二水準ならまだしも、準1級配当漢字には、第三水準及び第四水準の漢字も含まれている。

    例えば、準1級の学習者にはお馴染み(?)の四字熟語『啐啄同時』(そったくどうじ)の一文字目の漢字は、くちへん+「卒」であるが、これは、第三水準の漢字である。

    また、「偓促」(あくせく)の一文字目の漢字は、にんべん+「屋」であるが、これは、第四水準の漢字である。更に、むしへん+(絹の旁(右側のパーツ))で構成される「蜎」についても第四水準の漢字である。

    《更に更に、「菟糸」(ねなしかずら、トシ)の「菟」は、第一水準の漢字であり、異体字である「莵」は、第二水準の漢字であるが、漢検準1級完全征服巻末の準1級用音訓表(漢検漢字辞典漢検四字熟語辞典も同じ)で標準字体として挙げられている漢字(「」のくさかんむりの下が、「ク」ではなく「刀」になっているもの)は、第三水準や第四水準ですらなく、JISコードが割り当てられていないものである。と、思いきや、「文字拡大サイト」によれば、どうも「菟」の包摂字形(包摂規準と呼ばれる基準により、字体や字形デザインが異なっていても同じ文字コード番号で表されたもの)というものらしい。そういうことであれば、準1級用音訓表等にある標準字体のものも、「菟」と同じJISコードが割り当てられていることになるので、第一水準の漢字ということになる。》
     
  2. JIS第一水準の漢字でも、準1級配当漢字でないものも存在する。

    「屠」は、第一水準の漢字であるが、なぜか準1級配当漢字にはなっておらず、1級配当漢字になっている。
     
    更に、「咋」は、第一水準の漢字であるが、漢検漢字辞典には掲載されておらず(多分)、なぜか漢検対象外の漢字とされているようである。 

なぜ、上記のような取り扱いがされているのかは定かではないが、いずれにしても、準1級配当漢字を正確に知るには、漢検のオフィシャル教材を参照するしかないということになる。ということは、結局は、漢検のオフィシャル教材を買わせることが、目的なのかもしれない(笑)。

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漢検四字熟語辞典の謎(準1級編)

漢検四字熟語辞典では、各見出し語の下に、漢検の検定級が表示されている。例えば、一番最初の見出し語である「哀哀父母」には、「3級」という表示がされている。これは、「哀哀父母」は、3級以上で出題される可能性があることを示しているとのことである。

各四字熟語の検定級をどのように決めているかは、漢検四字熟語辞典には明示的には記載されていないが、四字熟語を構成する4つの漢字それぞれから、各漢字の配当級が決まるので、基本的に、その中の最上位の配当級を、その四字熟語の検定級としているものと考えられる。「哀哀父母」のケースで言えば、「哀」が3級、「父」及び「母」が9級なので、「哀哀父母」は3級ということになる。

ちなみに、若干ではあるが、検定級が表示されていない四字熟語も収録されている。すなわち、出題される可能性がないものも何故か(?)収録されている(別にいいんだけど)。

ところで、準1級の学習をしている際、「準1級」と表示がされているものを一通りチェック(単に目を通しただけ)してみたのだが、その際、「準1級」と表示されていることに疑問を感じるものがいくつかあることに気がついた。

具体的には、以下の9つの四字熟語である。

なお、以下で[]内は、手元の漢検四字熟語辞典(第二版第一刷 2012年2月20日発行)におけるページ数を示している。

  1. 泣斬馬謖(きゅうざんばしょく)[p.150]
    「謖」は、1級配当漢字である。
     
  2. 勁草之節(けいそうのせつ)[p.175]
    「勁」は、1級配当漢字である。
     
  3. 膏肓之疾(こうこうのしつ)[p.190]
    「肓」は、1級配当漢字である。
     
  4. 窃[金+夫]之疑(せっぷのぎ)[p.294]
    2番目の漢字は、かねへん+「夫」であるが、この漢字はJIS第3水準の漢字であり、漢検漢字辞典にも掲載されておらず(多分)、漢検対象外の漢字と思われる。
     
  5. 善巧方便(ぜんぎょうほうべん)[p.295]
    「巧」を「ぎょう」と読んでいるが、これは「巧」の呉音「きょう」を濁って読んでいるものと思われる。しかしながら、漢検漢字辞典や漢検準1級完全征服巻末の「常用漢字の表内外音訓表」では、「巧」の音としては、漢音の「コウ」しか載っていない。
     
  6. 中権後勁(ちゅうけんこうけい)[p.332]
    「勁」は、1級配当漢字である。
     
  7. 剃頭辮髪(ていとうべんぱつ)[p.346]
    「辮」は、1級配当漢字である。なお、漢検四字熟語辞典の該当欄には、「注意」として、『「辮」を「弁」と書き換えるのは本来は誤り』とあり、また、漢検漢字辞典の熟語見出し「辮髪」の欄には、『「弁髪」とも書く』とある。「剃頭弁髪」と書いてあれば、準1級配当ということで問題ないのだが。
     
  8. 屠所之羊(としょのひつじ)[p.367]
    「屠」は、JIS第1水準の漢字であるが、1級配当漢字である。

上記8つのうち、半分の4つは、「之」を含む四字熟語である。「之」は準1級配当漢字なので、他の3つの漢字が1級配当漢字でない限り、準1級配当の四字熟語ということになる。そういうこともあって、「之」を含む四字熟語については、準1級と考えてしまいがちになるということだろうか。

いずれにしても、上記8つの四字熟語については、準1級と表示されているが、準1級で出題される可能性は低い、というかないものと思われる。

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